
心療内科を受診したといっても最近ではさほど珍しいことでもなくなってきました。
しかしどういうわけか僕は受診してこなかったんですね。随分昔から心は病んでいたような気がするのですが。
最近になっていい年になってあらためて仕事に支障が出てきたので初めての心療内科を受診することにしました。
その時の様子を記載いたします。
Contents
心療内科体験記
持っていくもの
保険証。持って行ってください。
お薬手帳。だいたいお薬が処方されますので持って行ってください。
お金。保険適用で3割。初診だと診察料が3,230円、薬代が9日間分で1,110円でした。合計4,340円でした。
あとはだいたい問診票を書くので自分の症状を事前にまとめておくといいですね。問診票は誰に気兼ねすることもないのでありのまま正直に書けばいいと思います。
僕の場合は
・ネガティブな考えが頭から離れない
・突然息が苦しくなる
・1日に何度も心に針を刺されたような感覚になる
のように症状を書きました。
受付で
普通の病院といっしょです。何も気兼ねしない。
ただあえて言うならば当たり前なのですが大きな声をださないことです。
大きな声を出す人はおそらく心療内科を受診しないとは思いますが他の患者さんも当然心になにかしらの思いを持って来院しているので、騒ぐのはタブーですね。
待合室で
おとなしく待ちましょう。
僕が受診した心療内科は書籍をたくさんおいていました。
その中で気になったのが「ツレがうつになりまして」
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宮崎あおいさんと堺雅人さんで映画にもなっていたかな。
ついつい夢中で読んでしまいました。
心療内科さん、待合室の書籍がナイスチョイスです。
心が疲れてしまった
いよいよ受診。普通に診察室に呼ばれますので入ります。
まずは症状を伝える
先生と机をはさんで椅子に座る。
机は学校の先生の机みたいな事務机。向かいの椅子との間に衝立がありました。
たぶん会話を行う上であまりに相対しないようにする工夫なのかと思いました。
おかげで診察室は3畳くらいの狭い部屋だったのですがとくに圧迫感は感じませんでした。
まずは症状を伝えます。
たどたどしくても構いません。むしろ流暢に喋る人は心療内科を受診しないと思う。
先生もそのへんはご理解されていてお話を聞いてくれる体勢でした。
自分が変だと思う
要約すると「自分は変だと思う」ということを伝えました。
すると会話しているなかで何かを察したのか「会話していて確かにそういう傾向はある」とのことでした。
さらに加えれば「そういう人はたくさんいらっしゃる」とのことで。
さらに具体的に僕は
・人に話しかけられない
・会話をしていてなんのことかわからなくなる
・自分の価値が低いと思う
という内容を伝えました。
自閉スペクトラムというのがあるらしい
自閉スペクトラムという症状があるらしいです。
確認してみると「これは僕のことか?」と思う内容が書いていました。
どうも僕は自閉スペクトラムの傾向が強いらしいです。
そしてそれは「個性」とのこと。世間一般では痛々しく言われることもある「個性」なるものですがまあ自分の特性としてそういうのが備わってしまったならしょうがないかなあと。さすがに何十年も生きてるとなんとなくわかりますからね(汗
心療内科初めての受診
対策その1:文字におこす
仕事のやりとりにおいて自閉スペクトラムの場合は全てを会話でこなすことが困難です。
なのでメールでやりとりしたり手順書に書き記すことが大事。
課題は課題管理表にまとめる。
音ではなく資格情報でまとめることが大事です。
対策その2:薬
運転することを伝えると眠くならないタイプの薬を処方されました。
食前にのむタイプの漢方薬を1日3回、合計9日分。そして夜に寝る前に錠剤を9日分。
忘れずに飲むことが大事ですね。
対策その3:助けを求める
他人に理解してもらうことが大事です。
めんどくさいな、と思われても仕事内容を文字に起こして整理する。
そしてそういうことに時間がかかる人間なのだと理解してもらうことが大事です。
継続していればそれが力になるはず。
そしてドキュメントを綿密に作っておけば後任の人たちや後輩たちが助かるはずです。
一度聞いたことを忘れてしまって何度か同じことを聞いてしまうかもしれないけれど心を強くもっていこう。
心療内科体験記。心が疲れてしまったので初めて受診してみました。~結論~

心療内科の受診は最近では珍しいことではありません。
僕の場合は診断としては診断書を書くほどの「うつ」ではないけれど軽度の症状はみられるとのことでした。
軽度の段階で受診して良かったと思います。
重度になったらそもそも受診できていたかも怪しいですからね。
なので少しでも心がしんどいな、と感じたらうつ予防の観点からも心療内科って受診していいんじゃないかなあと思いました。
次回は9日後の経過を診るための受診です。
またその時の様子を記事にしようと思います。
なしょなしょでした。